NHKドラマ10で放送中の『大奥』の特別番組『私の大奥語り』が、2月5日にNHK総合で放送されることが決定した。 『大奥』は、3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした物語。今回の映像化では、3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還までの物語を描く。 脚本は、『JIN-仁-』(TBS系)、『ごちそうさん』(NHK総合)、『おんな城主 直虎』(NHK総合)などを手掛けてきた森下佳子が担当している。 『私の大奥語り』は、原作を愛する4名が作品の魅力を語り尽くすトーク番組。『大奥』で8代将軍・徳川吉宗を演じている冨永愛、吉宗編に登場する杉下役の風間俊介、脚本の森下、書評家・翻訳家の大森望が登場する。 冨永は男女逆転の世界観について、「最初は違和感があったんですけど、すぐそれがしっくりくる。その時代の実際のできごとがきちんと盛り込まれていて、本当にこうだったんじゃないかなって思えてくる」とコメント。 風間は「フィクションでありファンタジーなんですけれど、自分たちが学んできた歴史よりもこちらのほうがいいんじゃないかって思わせる、そんな力があるんですよ」と原作を絶賛。 森下は作品の魅力について、「よしながさんの描くキャラクターはすごく緻密で血肉が通っている。いろんな人の多様な愛の形が描かれているのが魅力の一つ」と語る。大森は「歴史を知っているかにも関わらず、普遍性があり、どこの国にも共通する問題を描いているので日本人しか楽しめないということは全くない。世界で受け入れられる作品」と本作の普遍性を語った。 番組では、4名が好きな登場人物や印象に残る人物についての熱いトークが展開される。